は じ め に
安全で安心して暮らせる社会の実現は、社会で暮らす私たちにとって普遍的な願いです。
しかし、ある日突然、悲惨な事件・事故に巻き込まれる被害者はあとを絶ちません。
不幸にも被害にあわれた被害者やその家族、遺族は、何の落ち度もないにも関わらず、生命、身体、財産の被害だけでなく、精神的、経済的な諸問題に直面し、悩み、苦しむことが多くあります。皆が幸福に暮らす社会を実現するためには、人生の大きな変化に直面しなくてはならなくなったこれらの方々に、手を差し伸べ、皆で支えていかなければなりません。
「被害者支援センターやまなし」は、そうした人々を支援すべく、山梨県内初の民間による総合的な被害者支援センターとして誕生しました。苦しみや悲しみの中にある方々が、たとえ時間はかかっても穏やかに生活できるよう、適切な支援を提供することに日々努めています。
当センターは平成19年4月1日に「社団法人」として設立され、その後、平成23年4月1日に「公益社団法人」に移行しました。また平成24年11月28日には、山梨県公安委員会から、山梨県では初めての『犯罪被害者等早期援助団体』として指定を受けました。現在、県内では当センターが唯一の指定団体です。
もしあなたの周囲に、犯罪や事故の被害に悩んでいる方がおられましたら、ぜひ当センターのことをお伝えください(詳しくはこちら)。また当センターの活動にご賛同いただける方は、ぜひサポーターとして、またボランティア参加などを通じて、お力をお貸しください。